【新唐人2011年10月9日付ニュース】中国の四川大地震から3年。被災地では復興工事が盛んに行われています。しかし、急ピッチで進められた復興工事が逆に、土石流などの地質災害を悪化させていると専門家は指摘します。
中国の有名な地質専門家、楊勇さんは、被災地で調査を実施。復興工事の問題を指摘しました。たとえば四川省の代表的な河、岷江沿いの高速道路建設は、もろい地質にダメージを与えました。
地質専門家 楊勇さん
地震後 地質災害地域が、岷江周囲に広がりました。長期間続くでしょう。復興工事が岷江周囲で行われました。高速道路建設や水力発電所の復興、住民の復興住宅、多くの工事が地質災害を悪化させています
四川大地震の被災地では、復興工事が行われた後、去年と今年、2年連続で土石流に見舞われました。
地質専門家 楊勇さん
去年被災地では土石流で大勢が犠牲になりました。今年も同様です。他地域でも山崩れが起こり、新設された村が破壊されました。道路も壊されました。これら地質災害リスクを重視しなければ、代償を払うことになります
被災地では、震災後から、高速道路などのインフラから企業の再建まで、多くの復興事業が盛んです。しかし、それらが地質環境を破壊し、二次災害を招く恐れがあると楊さんは強く案じています。
新唐人テレビがお伝えしました。
川震重建二次破坏加剧地质灾害.html